2月28日に「マウント ケニア バラグウィ」が発売されました。
バリスタのジュンコさんに、豆の特徴とおすすめの抽出方法、一緒に楽しみたいフードなどを伺いました。
長い余韻をじっくり楽しめるコーヒー
ケニアの力強く美しい自然の中で培われてきた栽培技術と知恵によって育まれたコーヒーです。
「マウント ケニア」はスワヒリ語で「キリンヤガ」と言います。ケニアのキリンヤガ地区は、タンザニアのキリマンジャロの次、アフリカで二番目に高いケニア山の南側の斜面にある非常に歴史のあるコーヒーの産地です。
エデュケーションカードの元気の出る色合いのデザインにも表現されているように、活き活きとした生き物の多様性に恵まれた環境のなかで育まれた、類まれな味わいのコーヒーです。
それをこの季節にご紹介できることはとても幸せです。
ケニアのコーヒーはジューシーで明るい酸味やフルーツのフレーバーが特徴だと思われる方も多いと思いますが、それに加えて、長い余韻を楽しめる落ち着いた味わいも併せ持っています。
特に、いれたての温度が高い状態から、だんだん落ち着いてくる温度変化によって、感じられる味わいも変わってくるので、時間をかけてゆっくり楽しんでいただきたいですね。
【中見出し】
おすすめの抽出方法
ご自宅で召し上がっていただく際には、ちょっと大きめのコーヒープレスでたっぷりと、カジュアルにいれていただくのがおすすめです。
コーヒープレスはだれでも気軽においしく抽出できる。
最初の一杯は朝食と一緒に、残りのぶんは、タンブラーに入れて、ぜひお出かけや仕事先のおともとして、シーンを変えてこの味わいを楽しんでいただきたいですね。
真空二重構造で360°どこからでも飲める使い勝手のよいタンブラー。スターバックス リザーブ トラベルタンブラー(KINTO)。
合わせたいフード
フルーツをたっぷり使ったサラダで、フレッシュな野菜やフルーツと一緒に召し上がっていただくのが、個人的におすすめです。
はっさくやデコポンなど柑橘系のフルーツがたくさん出回る時期なので、旬のフルーツを使ったサラダはぜひ試してみていただきたいですね。
私はキャロットラペを作って合わせてみました。隠し味にドライイチジクやクランベリーなどのドライフルーツを細かく刻んで入れて一晩置くと、フルーツの歯応えとにんじんのシャキシャキした味わいと甘さが相まって、とてもおいしかったですよ。
また、ドライの白イチジクとチーズとの組み合わせもおすすめです。ワインに合わせるものと思いがちですけど、このコーヒーには合うんです。
フレッシュな野菜とイチゴ、ゴルゴンゾーラのサラダ、フラーゴラ & ゴルゴンゾーラ バルサミコ(プリンチ)
または軽くトーストしたパンに、シトラスやアンズのジャムを塗ったものもいいですね。フルーティーなフレーバーをしっかり支えてくれるおいしさのあるコーヒーです。
日本では、3月、4月は桜が咲いて、ワクワクする季節ですが、ケニアはちょうどコーヒーの花が開花する時期です。
桜の花を見ながら、コーヒーの花が満開になっているケニアに思いを馳せて、タンブラーに入れたコーヒーを飲んでいただくと、ケニアという産地にも親近感がわくと思います。
春らしい元気の出る味わいなので、1日の始まりにエンジンを掛けるスタートダッシュの一杯に、また外出先のおともに、シチュエーションを変えて、じっくり味わってみてはいかがでしょう。
文:梅森妙
写真:菊地和男
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