今年の2月28日に、ロースタリー限定で「ホンジュラス CAFICO」「コロンビア エル ケブラドン」「サンドライド エチオピア リム ネブソ アバデガ」の3つのコーヒーが発売になりました。
今回はロースター(焙煎士)のケンさんに、「ホンジュラス CAFICO」の特徴とおすすめの抽出方法を伺いました。
しっかりしたボディ、チョコレートやナッツような甘味、ハーブ感のあるしっかりとした風味
ホンジュラスやニカラグアなど、中南米のコーヒーはボディがあってスターバックスでもブレンドのベースに使用することが多いんです。
最近、非常に優れた風味のあるホンジュラス産のコーヒーが届くようになってきました。このホンジュラスCAFICOはそのうちのひとつです。
コーヒーが持つ繊細な風味を、お客さまにきちんと届けられるように心がけながら焙煎しています。
イメージ通りの焙煎を実現する上で、終盤は特に集中して、火加減をコントロールします。繊細な風味が出る/出ないの差は、刻一刻と変化する豆の状態をつかんだ上での、微調整で実現していきます。
集中して焙煎作業するケンさん。
味の特徴は、ミルクチョコレートのような滑らかさとナッツ感、それからフレッシュ・オレンジ・ジュースにある柔らかな酸味、また鼻に抜ける、セイロンシナモンのスパイス感が、上品で心地よい印象を作っています。
初めて飲んだ時、相性がよさそうなフードに、オレンジピールにダークチョコレートを掛けたオランジェットを思い浮かべました。コーヒーに合わせても面白そうですね。
おすすめの抽出方法
コーヒープレスでいれると、しっかりしたボディと甘みがより強く感じられるので、私は特に気に入っています。
コーヒープレスがおすすめ。
プレスで抽出することで、まろやかな口当たりと綺麗な酸味を楽しめます。気分を切り替えたいときにおすすめです。
たとえば、仕事で大事なプレゼンの前などに飲んでいただければ、自分のスイッチがオンに切り替わってキリッとした気分になると思います。
豆を挽くときにもアロマを楽しんで。
コーヒーは豆によって違うのですが、焙煎してから8日後くらいにガスが収まってきて、飲み頃になるいと言われています。焙煎したてよりも、少し寝かせたほうがフレーバーを抽出しやすくなります。
スクープバーでは焙煎した日付をご案内しているので、豆を購入されるときには飲みごろがいつなのかカウンターで聞いていただければと思います。ご自宅でも楽しんでいただきたいですね。
(※ロースタリー限定で「コロンビア エル ケブラドン」「サンドライド エチオピア リム ネブソ アバデガ」も発売中)
文 : 梅森妙
写真:菊地和男
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