2月28日に発売された「インディア パール マウンテン エステート」は、世界各地の栽培方法を学んだ生産者によって、伝統的な手法と革新的な技術を取り入れて栽培されたコーヒーです。
バリスタのオオミヤさんに、豆の特徴とおすすめの抽出方法、一緒に楽しみたいフードなどを伺いました。
インドのコーヒーの未来を感じさせるコーヒー
セージやタイムを思わせる豊かな香りと、後味にトフィーのような甘みを感じるコーヒーです。
生産者がとても研究熱心な方で、世界中の農園を回って栽培方法に関する勉強をして最新の技術をインドに持ち帰り、そのノウハウをコーヒー栽培に還元しています。
コーヒーチェリーの糖度を科学的に分析して確認するという技術を取り入れています。
紅茶の生産国として有名なインドのなかで、コーヒーに力を入れているというところが、かなりユニークです。伝統と新しい技術の融合で、おいしいコーヒーをつくっています。
おすすめの抽出方法
コーヒープレスでは「コーヒーオイル」という、うまみを伴った成分がきちんと抽出されるのでおすすめです。エデュケーションカードのパステルカラーの春らしい軽やかさを感じさせる、セージやタイムなどのハーバルな香りがより際立ちます。
コーヒープレスでいれるときは豆は粗挽きで。
プレスのいいところは、いい意味でテクニックが必要ないこと。粗めにひいた豆を入れて、お湯を注いで、軽くまぜて、4分で抽出という、とてもシンプルな工程で、だれでもおいしくいれられます。
上に浮かんでいる豆を少し沈ませるように軽くまぜる。
4分待っている間に、カップを温めたり、おやつを準備したりしながら、「ああ、インドでコーヒーがとれるんだ」とか、思いを馳せることができるのも、プレスのいいところですね。
合わせたいフード
プリンチの「コルネッティ さくら」がおすすめです。生地の中にイチゴソースとカスタードクリームが入っていて、上から、さくら風味のパウダーがまぶしてあります。さくらパウダーが中の甘みと全体の味わいをまとめてくれて、インディアのハーブ感とバッチリ合います。
ロースタリーのテラス席で桜を見ながら、味わっていただきたいですね。
春を感じさせるコルネッティ さくら(プリンチ)。
ご家庭で合わせていただく場合には、これからお花見の季節がやってきますので、よもぎ団子やよもぎまんじゅうなど、いいんじゃないでしょうか。よもぎのハーブ感、あんこの甘みがよく合います。
かわいらしいお花のデザインのエデュケーションカードも、「寒い冬を越えて重いコートを脱いで、お散歩に出かけてみませんか」というような、ちょっとうきうきする気持ちにさせてくれるデザインですね。
春らしいデザインのエデュケーションカードです。
春なので、お花見やピクニックに出かけて、お友だちやご家族と一緒に、春を愛でながら外で飲んでいただくと、楽しい時間を過ごせるはずです。
文 :梅森妙
写真:菊地和男
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