スターバックス リザーブ 11月発売のコーヒー豆を2回に分けてご紹介します。
今回発売になったのは、高品質で持続可能な栽培に取り組む生産者による「コスタリカ ラスロマス イニシアチブ」、希少な100%ジャバ種「ボリビア クシロ ファーム ジャバ」、クリスマスのホリデーシーズンにぴったりな「スターバックス リザーブ クリスマス 2019」の3種類です。
「コスタリカ ラスロマス イニシアチブ」「ボリビア クシロ ファーム ジャバ」について、バリスタのMizukiさんに、それぞれの豆の特徴、おすすめの抽出方法、ペアリングにおすすめのフードなどを伺いました。
※「スターバックス リザーブ クリスマス 2019」は次回の記事でご紹介します
抽出方法によって違いを楽しめる
コスタリカ ラスロマス イニシアチブ
ほどよい酸味とコクが楽しめて、とてもおだやかな味わいです。
チョコレート、キャラメル、ナッツに、シトラスが特徴的で、抽出方法によって、風味の違いを楽しむことができます。
おすすめの抽出方法
リザーブコーヒーのおいしさのポイントは、フルーティーな風味を感じられること。ロースタリーでは、そのフルーティーな風味をより感じることができるクローバーがおすすめですね。
また、ケメックスでいれると、軽やかでやさしい印象になります。
ご家庭では、コーヒープレスでいれると、おだやかな味わいが楽しめて、チョコレートやナッツの風味が生きてくるのでおすすめです。
コーヒープレスは、コーヒー豆をいれて、お湯をいれて4分間でプレスするだけで、簡単においしくいれられます。
お湯の温度帯によっても味わいは変わってくるのですが、コーヒーの風味が少し変わります。高めにするとフルーティーな風味やほどよい酸味などを感じていただけると思います。
少しやさしい味わいを求めるときは、お湯を沸かしてから少し待つ時間を長くして、90℃くらいにしていただくと、酸味が抑えられておだやかになります。
もし、ご自宅に温度計をお持ちでしたら、お湯の温度を気にしていただけるとよいと思います。
合わせたいペアリングフード
チョコレートを使ったケーキと合わせると、口の中がまろやかになって、より一層おいしくいただけます。
プリンチの11月の新商品、チョコレートのムース「トルタプリンチ」と合わせていただくと、チョコレートの風味がふわっと広がって、すごくおいしいですよ。
寒い夜に、温かい部屋でコーヒーをいれて、チョコレートのデザートと一緒に、または、朝一番の目覚めの一杯としても、おだやかな心地よい目覚めにひと役買ってくれると思います。
トロッとした質感と甘み
ボリビア クシロ ファーム ジャバ
ジャバ種100%の希少な豆です。風味の特徴として、洋梨、りんご、甘いペストリー類などがあり、トロッとした質感とはちみつのような甘みを感じるコーヒーです。
ジャバ種は元々、インドネシアのジャワ島が原種の豆で、スパイシーな風味が特徴で、甘みの中に少しスパイシーさを感じます。
おすすめの抽出方法
洋梨、りんご、トロッとした質感を感じていただくには、ロースタリーの中ではケメックスですね。
またはサイフォンでいれると、華やかな香りが引き立ちます。
ご自宅ではハンドドリップがおすすめです。
合わせたいペアリングフード
洋梨のコンポートを使ったフルーツタルトやアップルパイがおすすめです。とくにタルト生地に合わせていただきたいですね。
お天気が良いときに窓を開けて、外の景色をながめながら飲んでいただくと、洋梨なりんごの風味が華やかに広がると思います。
ボリビア産の豆で飲み比べ
また、ボリビアの同じ生産者が手がけた品種違いの豆「ボリビア ブエナビスタ エステート」が発売中です。こちらはゲイシャ種の豆で、ジャスミンのような華やかで、フルーツティーのような軽やかな味わいが特徴です。
同じ農園の豆が一緒に発売されるというのは、めったにない機会ですので、飲み比べてみるのも楽しいですね。
※販売終了していることがあります。店頭でお問い合わせください。
文:梅森 妙
写真:菊地和男
0コメント