コーヒーの香りを東北の未来へ届けよう ― 震災復興支援 スターバックス カード プログラム

こんにちは、Siren's Mail 編集長のアキラです。

実は、先日、シアトルに行ってきました。たくさんの米国人パートナーに会うので、震災のその後についても伝えたいと思い、いろいろな情報を集めている際に、カナダの新聞社が報じた記事を上司に教えてもらいました。

カナダ ナショナル・ポスト紙 | 震災から11ヵ月後の復興状況

See how Japan has rebuilt in the 11 months since the earthquake and tsunami

このサイトでは、震災直後と11ヵ月後の写真を比較して、復興状況を視覚的に伝えています。本当は写真を転載したかったのですが、著作権の問題があるので控えました。是非、一度見てみてください。

この他にも、いろいろと考えさせられる情報がありました。

仮設住宅等で暮らす避難者数は、ピーク時で約40万人。今でも約34万人の人が自分の家以外の場所で生活しているそうです。

復興にかかる費用についてはさまざまな報道がありますが、15兆円以上かかるとか。国民一人あたり12万円以上負担しないと勘定が合いません。

震災から約一年半が過ぎて、毎日の生活のなかでは忘れがちになってしまいますが、まだまだ困っている方はたくさんいらっしゃるし、私たちの未来にも確実に影響があることなんだなと再認識させられました。

そして、スターバックスも新たな震災復興支援のプログラムを、9月3日(月)から実施することになりました。


スターバックス カード ハミングバード

震災復興支援 スターバックス カード プログラム

復興支援としてできることはいろいろあるのでしょうが、今回は、震災遺児の高等教育進学を支援するプログラムです。震災によって不幸にもご両親もしくはお父さんかお母さんのどちらかを失ってしまった子ども達が、大学や専門学校に進むための入学金、授業料の全額を負担します。返済の必要はありません。

寄附金は、公益財団法人みちのく未来基金 を通じて奨学基金にあてられます。


想像してみてください。

もしもお父さんが亡くなって、親戚の家に身を寄せて生活の援助を受けていたとしたら、あなたなら「大学に行きたい!」と気持ちを伝えられると思いますか?

あなたが高校の先生で、医学部を目指していた優秀な生徒が「今は家族のために進学をあきらめたい」と言い出したらどうしますか?

そんな状況下にある遺児たちに、新たな選択肢を提供するのが、このプログラムです。 ―― 私見ですが、震災を経験した人たちが、将来、一人でも多く、企業や団体の要職に付いたほうが、日本の未来にとっては良いのかもしれないとも思ったりします。このプログラムが、明日に、未来につながるものなればよいなと思います。

参加方法は以下の通り。


震災復興支援 スターバックス カード プログラム 参加方法

大雑把に言うと、ハミングバードのデザインの スターバックス カード を購入し、そのカードでたくさんお買い物をしていただければ、それだけたくさん寄附が届く…という仕組みになっています。カードを発行する時にも、100円を寄付金としてお預かりします。詳しくはホームページをご覧いただくか、店内スタッフにお気軽にお声掛けください。9月3日(月) から発売&プログラム スタートです。

コーヒーの香りが、東北の若者を優しく包んでくれることを夢想しながら、私も微力ながらプログラムに参加したいと思います。


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