スターバックス リザーブ® 10月発売のコーヒー豆をご紹介します。
今回発売となったのは、ロースタリー限定「パンテオン ブレンド® 」、タンザニアの小規模生産者による「タンザニア イロマ」、希少なロースタリー限定「セントヘレナ アイランド」の3種。それぞれの豆の特徴、楽しみ方をバリスタVさんに伺いました。
秋の夕暮れにピッタリ
タンザニア イロマ
タンザニア南部のおよそ1,900mの高地に暮らす小規模生産者たちが栽培したコーヒーです。
さわやかなレモンを思わせる味わいと、ブラウンシュガーのような甘みが特徴です。
「アフリカのコーヒーというと、鮮やかな酸味や、フルーティーな印象を持たれる方が多いんですけど、こちらは少し落ち着いたトーンなので、酸味が少し苦手という方にも飲んでいただきたいですね」
――合わせたいフードは?
「レモンのフレーバーが特徴的なので、レモンの入ったチョコレートやレモンケーキがいいですね。しっとりしたチョコレートケーキなどにもよく合います。午後のティータイムや秋の夕暮れにぴったりです」
――おすすめの抽出方法は?
「しっかりした味わいと奥に秘めたベリーを感じていただきたいので、コーヒープレスやプアオーバーがおすすめです」
※11月から全国のリザーブでも販売されます。
ロースタリー東京でしか味わえないパンテオン ブレンド®
2014年、シアトルのスターバックス リザーブ® ロースタリーのオープンを記念して作られたのがパンテオン ブレンド®。
ブラジル、エチオピア、コロンビアのブレンドで、その割合はロースタリーごとに違うので、ロースタリー東京でしか味わえません。
ココアやベリーのような味わいと、やわらかでフローラルな香りが特徴のなめらかでバランスのとれたコーヒーです。
「レギュラーのお店のコーヒーに少しニュアンスが近いので、親しみやすい味わいです。これまで販売されていたパラディシ ブレンドは夏向けの明るい印象でしたが、秋冬の落ち着いたトーンになっています」
――合わせたいフードは?
「ベリーのパウンドケーキやサクッとしたチョコレートケーキに合わせるのがおすすめです」
――おすすめの抽出方法は?
「サイフォンでいれるとバランス感やまろやかさが強調されて、おいしいですよ」
どんなフードにも合う
セントヘレナ アイランド
ナポレオン1世が晩年を過ごした南大西洋の孤島セントヘレナ島(東京の5分の1の大きさ)でつくられた、希少なコーヒー豆です。生豆の状態から1カ月もの長い旅を経てロースタリーに到着しました。
ブラックティーやローリエのような風味が特徴の、シトラス感とやわらかな酸味とともにオレンジピールとトフィーの甘みを感じられる、複雑で繊細な味わいです。
「とってもレアなコーヒーで、たくさんの旅をしてたくさんの人の手間がかかってきたコーヒーです。カードのデザインも今までロースタリーで販売されてきたものとは違って繊細なタッチで描かれています」
――合わせたいフードは?
「レモンやハーブのフレーバーが特徴です。穏やかな風味の中にいろいろな要素があって、どんなフードと合わせても打ち消し合わずに、それぞれのよさが強調されるという、とてもめずらしいコーヒーです」
――おすすめの抽出方法は?
「ハンドドリップでいれると、一杯一杯、抽出の仕方によって個性が変わってくるのが特徴的。『思いがけない出会い』」を、ぜひハンドドリップでお楽しみいただきたいです」
※数量限定のため、販売終了していることがあります。ロースタリーにてご確認ください。
秋から冬へ、深まり行く季節にぜひとも味わいたい、希少でユニークなコーヒーがそろいました。ロースタリーで、そしてご自宅でも、お好みの抽出方法で楽しんでみてはいかがでしょうか。
文:梅森 妙
写真:菊地 和男
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