仲間を支える仲間の存在

こんにちは。CSR担当のマツです。

今日もスターバックス カード ハミングバードでコーヒーをお楽しみいただき、ありがとうございます。

おかげさまで、発売から2週間で、900万円を超える寄附金額となりました。

小さな想いが集まってどんどん大きくなっているのを感じます。


このお金は、昨年の震災によりご両親またはお父さん、お母さんのいずれかを失い遺児となった子どもたちが大学や専門学校などの高等教育に進学するための奨学基金「みちのく未来基金」に寄附されます。


今日は、今年の春に同基金の支援を受けて大学や専門学校に進学した第1期生の子どもたちの様子を少しだけ紹介したいと思います。

1期生たちが初めて顔を合わせたのは今年の3月でした。それは、震災を経て遺児となり、自分の将来の夢を一時はあきらめた子どもたちが、同じ境遇の仲間たちがいることを知った出会いの場でもありました。

その後、子どもたちの多くは仙台や東京など、ふるさとを離れて新しい生活をはじめました。ひとり暮らしをはじめた子どもたちも多いそうです。

「新たな一歩を踏み出した子どもたちが、さみしさや迷いに直面するのはこれからだ。」と、「みちのく未来基金」の河崎さんは言います。

「昨年は、高校3年生の子どもたちが進学をあきらめないよう、早く基金を設立するよう必死でしたが、これからは、みちのく生たちに寄り添うことに力を注ぎたい。でも、心の揺れを助けるのは僕らじゃない。仲間の存在が力になる。」

新しい生活にも慣れ、希望と同時にさまざまな困難と向き合う子どもたちが再び集まったのが「夏の集い」。夏休みを利用し、仙台、盛岡、東京から20名が那須高原に集まりました。

再会を喜びながら、みんなでバーベキューを楽しんだり、夜はキャンプファイヤーを囲んで、震災からこれまでのことを振り返ったり、お互いの近況を話したり。大切な人を失った辛い経験を共有する仲間の存在は、分かり合える安心感と、つながっている充足感をもたらしてくれたようです。

孤独感、喪失感、経済環境。

子どもたちが抱える気持ちや取り巻く環境を、私たちは想像することしかできませんが、想いを共有できる仲間ができたことは、私たちにとっても嬉しいニュースです。これからも、支えあって、助け合って、前に進んでいってもらいたいと思います。

「みちのく未来基金」では、今後も定期的に子どもたちが気軽に集まれる場を提供していくとのこと。 その名も「MICHIカフェ」。


カフェと言えば、私たちにもなにかお手伝いができそうです。


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